知った日本の死因究明体制の現実
- ricco_team-graycross

- 2022年12月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月25日
それは2020年夏の出来事でした。
秋から冬に向かおうという頃になっても、私はある予期せずやってきた死の理由について、考えても答えが見つけられず、思い悩む日々を過ごしていました。
なぜ自分は納得できないのか。
素直に結果を受け入れられないのか。
その頃に施行された死因究明等推進基本法の概要を読んでも、内容と現実に解離があるように思え、悶々とした日々は続きました。
いろいろと探る中で、その答えは岩瀬博太郎先生と柳原三佳さんの共同著書「焼かれる前に語れ 日本人の死因の不都合な事実」に見つけました。
異常死に対する警察の検視が、そもそも五官に頼るもので外見から観察して犯罪性の有無を決め、必要なら解剖をするというものであるということに驚いたのです。
医学的、科学的知識が十分ではない警察官が、外表で判断をし必要がないとすれば詳しく検証がされない事実。
解剖をして正確な死因の判断がされる案件が10%程という低さ、それゆえに事実とは異なる死因がつけらる可能性がある。
岩瀬先生は言います「犯罪や過誤に関係のある遺体だけを受け付けて解剖するのではなく、過誤の有無以前に、明らかな病死以外のすべての死を死因がわかるまで調査する。」そういう姿勢が必要なのだと。
この言葉で私の納得できなかったものというのが明確にわかりました。
あの予期せぬ死の”適切な死因究明”がされていなかったからなのだと。
綿密な死因調査をするには、人員も設備も不十分で、改善されるには遠い道のりだということも理解をしました。
それでも知った以上、私にできることは何かと考えていきたいと思います。
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